盗聴器は車のどこに仕掛けられる?車の盗聴器の犯人像とは?
「車の中にも、盗聴器が仕掛けられている可能性がある」と言われても、あまりピンとこない方もいらっしゃいますよね。
車は移動に使う“もの”で、住んだり長期間滞在する“場所”ではないという考え方が一般的です。
しかし、よく考えてみると、車の中は密室で外に声も漏れにくい。そんな先入観もあってか、車内で大事な要件やあまり周囲には聞かれたくない話をしたことはありませんか?
車の中に盗聴器を仕掛ける犯人の狙いは、ズバリそこなのです。
対象者の警戒が自宅より薄く、且つ必要な情報を盗聴できる可能性もしっかりあることから、車の中も盗聴器の設置候補地となり得るのです。
では、実際にどんなところに仕掛けられていたかという事例を確認してみましょう。
車の中で盗聴器が仕掛けられる場所
- シートの下
- 置いてある雑貨の内部
- ルームランプ付近
- ダッシュボードや小物入れなど収納内
まず、会話の拾いやすさから、盗聴器は運転席側に仕掛けられているケースが多く存在します。
座席の下など、普段あまり確認しないような場所は盗聴器も仕掛けやすいため、しっかりとチェックを行うべきです。
また、フロントガラス付近にぬいぐるみを置いているという方もいらっしゃいますよね。
このぬいぐるみの影やぬいぐるみ本体の中などにも、盗聴器が仕掛けられている場合がありますので気を付けましょう。
次に、車内全体に目を向けると、車の中にもたくさんの“死角”になる箇所が存在します。
特にルームランプ付近など、デコボコとしている場所は死角になりやすいため、定期的なチェックが必要と言えます。
後部座席などに移動して、運転席からの死角に盗聴器がないか目視で確認することも重要ですが、死角になりそうなところへ手を伸ばし、触って確認するだけでも十分ですので、日々確認することを忘れないようにしましょう。
車に盗聴器を仕掛ける犯人像とは
このように、車内にはたくさんの盗聴器設置ポイントがあり、設置者は車内に盗聴器を仕掛けることで、車内という密室で行われる会話を聞こうと企んでいます。
犯行の動機は人それぞれでしょうが、やはり人間関係のもつれという理由が多いようです。
加えて、社用車などであれば、企業の重要な機密を盗み出そうとしている可能性も十分に考えられます。
さらに、昨今の盗聴器は盗聴という目的だけでなく、そこから発信される電波を利用して、車の位置情報を得ようとしている可能性も考えられます。
こうした様々な理由で、車内も立派な盗聴器設置場所となってしまうのです。
是非一度、死角になっている箇所、特に運転席側についてはしっかりと確認し、盗聴器対策を行っていくべきと言えるでしょう。
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